みなさんこんにちは。
このカードを手にした方で、当菊水園のページに来てもらった方、ありがとうございます。
いきなりですが脳トレ問題です。わかりますか?
正解は…
カブトムシ
でした!
「か」が太く書いてあって、か太むし→かぶとむし
と読むんです。少し頭のトレーニングになりませんでしたか?
なぜいきなりこんなことをみなさんにしてもらったか。
みなさんは、これで介護施設の仕事をひとつ体験したんですよ。
なぜならこれが、デイサービスのレクリエーションのひとつとして行っている、認知症予防生活習慣のひとつだからです!
現時点では、「認知症にならない」という方法はありません。しかし、「どうすれば認知症になりにくいか」ということが少しずつ判明してきました。
その中のひとつに、認知症になりにくい生活習慣と言うものがあります。これらを長く続けることで、認知症を発症せずに過ごせたり、認知症になる時期を遅らせたりできる可能性が高まるのです。
今回みなさんに体験してもらった脳トレ問題は、『知的行動習慣』と呼ばれるもののひとつです。
『知的行動習慣』なんて呼ばれると、なんだかすごく難しそうな響きに聞こえますが、中身は
文章を書く・読む、ゲームをする、博物館に行く など
こんなことです。
このようなことを意識して日々を過ごすことで、認知症の進行を防ぐことにつながるのです。
しかし、自分の意志だけではなかなか続きません。お年寄りになって、身体の自由が利かなくなってくればなおさらです。しかも、ひとりでやるとなったら少し寂しい気もしますよね。
これは、誰かと正解数を競うものでもなければ、間違えて怒られるものでもありません。
あくまで自分で考えて、頭を使うことを目的としているんです。
なかなか取り組みになじめない利用者さんの背中をポンと押してあげること、黙々と取り組むのではなく一緒に考えてあげること。楽しみながら認知症予防ができればとっても素晴らしいことですよね。
介護施設の仕事として、認知症予防のレクリエーションを紹介させてもらいました。介護といったらおむつ・入浴・食事...そういった業務だけだと思い込んでいませんか?高齢者を笑顔にする仕事はまだまだたくさんあるんですよ。
ぜひ、私たちと一緒に歩んでいきましょう!